【孟母三遷(の教え)】自分を変えるために効果的な3つのこと

人が変わるには、

  1. 時間の使い方を変えること
  2. 住む場所を変えること
  3. 付き合う人を変えること

この3つが効果があり、最も無意味なのは『決意を新たにすること』、だそうです。

【孟母三遷(の教え)】

故事成語に、【孟母三遷(の教え)】という言葉があります。

『孟母』とは、孟子の母のこと。

孟子が幼い頃、一家は葬儀場の近くに住んでいました。

しかし、孟子が葬式の真似ばかりをするので、孟子の母が教育上好ましくないと考え、市場の近くに引っ越しをしました。

すると今度は、商売の真似ごとをするようになりました。これもまた良くないと考え、今度は学問所の近くに引っ越しました。

すると孟子は、一生懸命勉強するようになり、母親も安心して居を構えることができたといいます。

このことから、子供は周囲の影響を受けやすいので、住む環境を選ぶことが大事だという教えです。

この教えは子供に限らず、大人にも当てはまるのではないでしょうか。

自分を変えるために効果的な3つのこと

時間の使い方を変える

我が家は2020年に、10年間住み慣れた神奈川県某海辺の町から東京都内へ転居してきました。

それまで夫は、神奈川県から都内の勤務先まで片道1時間半、往復3時間ほどかけて10年間通勤していました

しかし、私がフルタイムでの仕事探しを考え始めた時に、住んでいた地域では正社員や派遣社員の求人が少ないことや、仮にフルタイムで働けたとしても、通勤に時間のかかる夫には家事の分担を期待できないことがネックでした。

そこで、夫の通勤時間の削減と、私の仕事探しの選択肢の幅を広げるため、また、子供たちが高校や大学へ進学する際にも選択肢が広がると考え、東京都内へ転居することを決めました。

都内での物件探しを始めてからは比較的早く物件が見つかり、とんとん拍子に転居することができました。

現在の住まいから夫の勤務先までは片道30分程度となり、往復で1日2時間、通勤時間を削減することができました。
1年では400時間以上の削減になるのではないでしょうか。

通勤や通学時間というのは毎日のように発生するものです。
その時間を削減し、趣味や自己投資など他のことに時間を費やせるようになれば、生活の満足度も上がっていくのではないでしょうか。

住む場所を変える

ところが、私たちが転居したのが2020年2月中旬、コロナパンデミックが起こり始めた頃でした…。

子供たちが新しい学校へ通い始めてわずか2週間足らずで、突然の休校となってしまいました。

仕事探しは子供たちが新しい生活に少し慣れた頃に始めたいと考えていたので、突然の休校と先の見えない状況から、仕事探しは一時保留にすることにしました。

学校が通常にもどり始めた夏頃に仕事探しを始め、幸いにも比較的早い段階で派遣のお仕事が決まりました。
期間限定ではありましたが、自宅からわずか徒歩数分の場所にフルタイムでの勤務が決まりました

派遣のお仕事が決まる直前には他にも一社内定をいただいていたので、やはり以前住んでいた地域と比較すると仕事の探しやすさが違うと感じました。

2021年春、派遣契約が満了に近づき、この先どうするか考えていました。

コロナパンデミックは依然終焉が見えず、どんな状況でも仕事を続けられたり、収入を得られるようにしたいと思いました。

派遣契約は契約満了で退職した場合は会社都合の退職となるので、退職後すぐに失業給付金を受給することができます。

雇用期間が半年以上あったため失業給付金が受給できるとわかり、手続きについて調べているうちに、職業訓練校へ通う選択肢もあると気づきました。

退職後すぐに失業給付金の受給手続きをし、同時に職業訓練のパンフレットももらいました。

東京都内で受けられる職業訓練には様々なものがありますが、色々と考えた結果、結婚前に少し勉強したことのあるWeb制作について改めて学びたいと思いました。

Web関連やプログラミングの職業訓練はとても人気が高いとのことですが、幸いにも二度目の申し込みで訓練を受講できることとなりました。

職業訓練は3ヶ月という短い期間でしたが、毎日9時から15時まで授業を受け、課題をこなし、同じ目標を持つ仲間にも出会え、学生時代に戻ったようなとても充実した3ヶ月間でした。

職業訓練については、また別の記事でもう少し詳しく書けたらと思います。

コロナ禍の中でもフルタイムの仕事が見つかり、その後に職業訓練を受け新たな挑戦をできたのは、東京都内へ転居していたことが大きかったと思います。
転居していなければコロナ禍などを理由に専業主婦を続け、職業訓練校にも通っていなかったかもしれません。

付き合う人を変える

転居してきてからもうすぐ2年が経ちます。時が経つのは本当に早い。。

いつでもすぐに会える友人が近くにいない状況や、コロナ禍ということもあり、自分や家族の将来についてより深く考えたり、自己投資にあてる時間が増えました

休日には家族で美術館や博物館などへ行く機会も増えました
以前は電車で都内へ出かけるのは時間も交通費もかかり、なかなかそういった機会が持てずにいました。

私も子供たちも、以前住んでいた地域やそこで出会った友人たちが大好きです。
今でも頻繁に連絡を取り合ったり、コロナが落ち着いている時には会ったりと交流が続いています。

しかし、新たな環境に身を置くことで新しい出会いがあったり、休日の過ごし方も変わりました。

最近の一番の変化といえば、小学5年生の息子が塾に通いたい、中学受験をしたいと言い出したことです。

息子は転居してきてから1年以上、以前住んでいたところに戻りたいと訴え続け、学校も休みがちにもなっていました。

しかし、昨年の夏休み明け頃から学校を休むことがなくなり、神奈川県に戻りたいとも言わなくなりました。

ある時聞いてみると、「別に東京でいいかな〜」ということでした。

親としては息子が学校を休みがちになったことであれこれ心配し、神奈川県に戻った方が良いのではないかと散々悩み、夫婦でも何度も意見がぶつかりました。

息子がこちらの生活に慣れ、学校も休まなくなり一安心していたところ、塾へ通って中学受験もしてみたいと言い出したのです。

これまで息子は、学校の宿題以外は自ら進んでやるタイプではありませんでした。

こちらの学校では塾へ通っている子が多く、中学受験をする子も多いので、その影響もあって言い出したようです。

ひとまずお試しに、この間の冬休みに冬期講習へ通わせてみました。

冬休み中8日間、8時半から14時過ぎまで塾で授業を受け、帰宅してからは毎日3時間くらい掛けて宿題に取り組んでいました。

これまで学校の宿題以外は進んで勉強をすることのなかった息子が、冬期講習を弱音を吐かずにやり切っただけでも感心しました。

今後継続して通塾させるかは本人のやる気次第ですが、【孟母三遷(の教え)】とはまさにこういうことかと実感しました

さいごに

住む場所を変えるというのは、そう簡単なことではないかもしれません。
自宅が持ち家だったり、人それぞれ様々な事情があると思います。

私も結婚当初は専業主婦でいたいと思っていたので、夫の勤務先が都内でも家賃の高い都内に住みたいと思ったことはありませんでした。
ですが実際、以前と現在の住居費はそう大きくは変わりません。(住居費についてはまた別の記事で書きたいと思います。)

子供たちの成長と共に、休日の過ごし方や家族を取り巻く状況が変わってきます。
私の考えや生活スタイルもだいぶ変わりました。

我が家の場合は都内へ転居することが最適解と考え、神奈川県から転居することにしました。
今後、夫婦の働き方や子供の進学状況などによって、また別の場所へ転居する可能性は大いにあります。

状況の変化に応じて、住む場所や暮らし方も柔軟に変えていけたらと思っています。

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